【氷の刃】

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綺麗な海 君と初めてのデートできた 綺麗な海 水しぶきが キラキラした 宝石の様で 僕は 今でも覚えてる 海鳥は 元気に羽ばたき その光景は 何にも 例えられないくらい 綺麗だった 君の刃が刺さる前まで 君はあの綺麗な海で 僕にこう言ったね… 『精神病に付き合ってられない…』 『頭おかしいんだから死んだら?』と… 鋭い氷の刃が 胸に…心に… 刺さり なかなか溶けないの なかなか痛みがなくならないの 君と初めてきた 綺麗な海 水しぶきが宝石の様で忘れられない 海鳥は 元気に羽ばたき その光景は 何にも例えられないくらい 綺麗だった 海風よ… この苦しみを 風で全て脱ぎ去って… 刃が降りかかる 直前までは 幸せだったのに… 僕は君の言う通り 頭がおかしいから この世界に 存在してては だめなのですか? 海が綺麗過ぎて 忘れられない いっその事 僕を風にして下さい 自由気ままに 色々な世界へ行くの 儚い心を この世界に残し…
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