さくらの痛い思い出

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渇いていた…まだ潤っていていいはずなのに… 夫は働き盛りになり外に女を作り、子供たちは手がかからなくなっていた。 私ってなんなんだろう…そう呟いてしまう自分がいた。 そんな時に『鷹』とサイトで知り合った。とてもいい相談相手で頼りになるお兄さんになった。 当時私にはお付き合いしてる人がいた。もちろん相手は深入りする気はなく、上手に利用されていた。それでもいいという私を、決まって鷹は温かい言葉で慰め、時には一緒に泣いてくれた。 鷹は私の心を読むのがとても上手かった。サイトの中だけなのに、私の空元気を見抜いては心配してよく励ましてくれた。 まるで線路を敷かれたように、まっすぐ鷹に心惹かれていった。鷹も私を愛しいと言った。 ここからが悪夢の始まりだった…
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