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日本では珍しい綺麗な金髪であるわりに、ハーフなのか顔は少し日本人の面影があるような気もする。
なぜこんなところで寝ているのか全く分からない。
危ない人に襲われなかったのか少し心配に栄斗は思う。
しかし知らない人であることとよく分からない状況から、関わると面倒だと判断して素通りすることにした。
目だけで少女を観察しながら気づいてないふりをして栄斗は少女の前を通り過ぎようとする。
頭を少し伏せているが少し幼い顔で可愛いというタイプの顔だと考えながら少女の真ん前に差し掛かったところで...
ガシッ
「えっ?」
顔を伏せている少女がその体勢のまま栄斗の足を掴んできた。
一瞬何が起こったか分からない栄斗はその場で硬直し、少女の方を見てしまう。
少女は目を開けてゆっくりと顔をあげて栄斗の顔をとらえる。
かわいい
下を向いていたのではっきりとは分からなかったが、少女はまさしく美少女と呼べるような顔をしていた。
そして、数秒の硬直の後少女が口を開く。
「あなた....何者?」
こっちのセリフである
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