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貴方の残り香は
強く甘く鼻を痛める
呼吸を奪った接吻は
なんとなく虚しい
私は全てを受け入れたけど
ほんとに愛していたかは
覚えてない
何もかもが貴方との愛の残骸
貴方愛用の香水のガラス瓶を
叩き割ったのを覚えてる
それが私の嫌いな類の匂いだと
そう思ったのは
貴方が私を騙し裏切ったからね
二人で揃えたマグカップは
別れの話の時叩き割った
もう 貴方を象徴するものなんて
何一ついらないわ
二人で寝たベッドも捨てた
貴方がくれたお気に入りの服も
貴方が好き言うお気に入りの服も
全部捨てた
貴方が好きだと言ったから
伸ばしてた髪を切った
携帯を替えた
貴方に連想しそうなもの
全部捨てた
だって もう
私が愛した貴方はいないから
もう 貴方との思い出さえ
燃やし尽くしたの
だって もう
私が生きていくのに
貴方は必要ないから
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