chapter 1

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「ただいま~」 金髪で背は175前後、恐らく15、6歳位であろう少年は家の扉を開けながら呟く すると家の奥からまだ幼さ溢れる少年がトタトタと足音を鳴らしながら駆け寄ってきた 「お帰り沙弥兄!!」 少年は笑顔でそう言った後、何かに気がついたのかすぐに不思議そうな顔を向ける 「あれ?でも沙弥兄なんでいるの?今日から高校に通うんじゃなかったの?」 そう今日は世間帯では高校の入学式、沙弥兄と呼ばれた少年は新しい生活の始まりの日を迎えるはずだった しかし現在時刻10時25分 普通だったら入学式真っ最中の時間である…… 2時間前に遡る…
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