☆第1章☆

5/7
前へ
/9ページ
次へ
とりあえず中に入った オシャレな玄関にオシャレな靴箱 えっ!?これに靴入れちゃうのか・・・ 悩んでいるとメガネをかけた男の人と目が合った 近づいてきた・・・ 「どうかしたの?」 ニッコリと微笑んだその落ち着いた風格はまさに・・・ 「会長!!」 やばっ!思わず口に出てしまった 私は急いで口に手を当てた メガネをかけた人は一瞬驚いた顔をしてからフッと笑った 「会長だけど・・・よく1年生なのにわかったね」 「はいッ!!会長っぽかったんで」 私はつられて笑顔になった 「会長っぽかった?それは嬉しいなぁ」 会長さん素敵な人だなぁ。 さっきの狼とは大違いだ! 会長さんは私のバッチを見て思い出した様に言った 「あれ?1年生って事は・・・入学式は?」 「はい!!歩いてきたら門から校舎までが遠くて・・・遅刻しました」 会長さんは驚いた様子だった 「えっ!歩いてきたの?校舎まで5キロもあるのに・・・」 会長さんは口を抑え笑った 「・・・フッ君ホントにスゴイね。全校生徒、車登校なのに」 笑われた・・・ なんだか恥ずかしくなり俯いた 「まぁ入学式もう終わる頃だけど体育館まで案内するよ」 ニッコリ笑顔で微笑みかけられた 恥ずかしさも笑顔で飛ばされた気がした 「はい!ありがとうございます」 私もニッコリ笑顔で返した 「あっ!その前に・・・」 会長さんは制服のポケットから赤い花を取り出し私の胸のポケットにつけた 「・・・入学式おめでとう」 会長さんは柔らかな笑顔を浮かべながら私の頭を撫でた わぁ・・・ なんでだろ・・・胸がキュンってした・・ 「さぁ行こうか!!」 私は頷き会長さんの後についていった ・
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加