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廊下には高そうな花瓶や見たことのある名画がたくさんあった
・・・私立だと言うことは知ってたけど
この学校はどうなってるんだ・・・
会長さん振り返った
「君名前は?」
「あっ!赤石 杏です」
急に話し掛けられたのでびっくりして大きい声を出してしまった
「・・・赤石さんかぁ・・」
会長さんは考えるそぶりを見せた
「赤石って財閥は聞いたことないなぁ・・・」
はい?
財閥?
「・・・あの・・私のお母さんは専業主婦でお父さんは普通の会社員ですよ?」
「えっ!?そうなの?ごめんね。この学校では珍しいからさ」
会長さんは申し訳なさそうにいった
「いえ!大丈夫です。あの・・・珍しいって・・」
「うん。この学校の約八割が御曹司だったり社長令嬢なんだ」
えっ!?
だからこんなに学校キレイなんだ!!
「じゃあ私スゴイ場違いじゃないですか!?」
会長さんは変わらない笑顔で言った
「そんなことないよ。きっとすぐ楽しくなるから。」
会長さんの足が止まった
そんなことを話していると体育館についた
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