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「じゃ、じゃあ、さっきの女の子って…」
未優が恐る恐る、男の子に聞いた。
「俺」
それを聞いた瞬間、未優は石のように固くなって、動かなくなった。
「オーイ!未優~聞こえてますか~?」
私は固くなった未優の頭をつついてみた。いつもはすぐ反応するのに、まったく反応が無かった。
「未優がこわれた」
「おい、柚」
(いきなり呼び捨て?)
「あのー、普通、初対面の人を呼び捨てします? 」
「じゃあ俺の事も呼び捨てでいいよ」
「いや…そういうコトじゃなくて…」
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