プロローグ

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君は、いつも同じとこに座ってる でもおばあちゃんとかが乗ってくると 絶対に席を譲るんだよね 誰よりも早く席を譲る君を何十回も見た だから、君が優しいことは知ってる バレンタインの日、たまたま帰りの電車が一緒になった 君はエナメルのバッグが閉まらないぐらいのチョコをバッグにつめて、帰っていた だから、君がモテることは知ってる そんなことしか知らない もしかしたら彼女がいるかもしれない だけど、1年生のとき君を初めて見たときから 君が大好きなんだ―… _
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