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〔昔々〕
物語を始める前にまず、この世界のご説明だけいたします。
まず、この大陸には三国の国が存在致します。
魔力を持たない人間の国『アテンド』
三国の中で物資が豊富にあり、また多種にわたる種族がいまして、人口が一番多いのが特徴です。
現在は『ヴェンガルド』に資源提供をして、“政治的友好条約”を結んでおります。
次に言語魔法の国『ヴェンガルド』
この国は三国の言語、法律、政治、さらには宗教を取りまとめていたのですが“とある事情”により『ビスマルク』と敵対関係になっており内政不干渉になっています。
最後に現物魔法の国『ビスマルク』
この国は唯一、ある種族“ドルマリ”のみが暮らす国で人口や国土面積もはるかに他国より少ないのですが団結力が強く、一人一人が多方面にこなせるので実質他国との差はありません。
現在『アテンド』と水面下である計画が……
と、まずは三国の説明をいたしましたが、また後程、他の説明も致しますがここは物語を始めさせていただきます。
「どうか明日も同じ光でありますように……」
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