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?「先にお前らに言っておく。俺は逃げるやつには特に理由がないときは見逃す派なんだ」
「しね―!!」
突然、男の真後ろから手下が心臓めがけてナイフを突き立てる。
?「……ちっ!話を聞ける余裕がないものは、ハッ!」
男は振り向きざまに横に一閃。
?「すぐに命を落とす。そして大概は○○Aみたいな安易な名前にされるんだよな」
男が放った一撃は手下の胸から上が分かれる結果となった。
その光景に頭も含め皆が呆然としている。
?「どうだ?まだやるか?」
男の一言で頭はハッとする。
「て、てめぇら何ボーッとしてやがんだ!早くやっちまえ!!」
手下達も我にかえるが出るものはいない。
?「……今ならその持っているだけで辛そうな袋を置く事で死人が一人だけで済むぞ」
その時、男の背後からがさがさと物音がしたのを男ははっきり聞いた。
?「ちっ!……早ぇなクソが……」
「へっ!そう言うことか……てめぇは元々俺達のお宝が目的だったんだな!?」
合点がいったと頭は問いただす。
?「まぁ“目的”って意味合いでは同じか。で、どうする?」
「ケッ!“俺達の物”をどうしようが勝手だろ!!」
?「……これでも生きる機会をあげたんだがな……残念だ」
そして男が自らが来た道に戻ろうとしたと同時に矢が後ろの男達の身体に突き刺さる。
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