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「て、天使?」
「何を言ってるの?」
「え、ぁ、ゴメン」
するとまた突然ドアが開き今度そこに立っていたのは男だった。
男はいかにも研究してますよ、みたいなメガネと白衣を着ていた。髪は少し長めで顔はメガネを外せばかなりのイケメンだろう。
男は入って来るなりいきなり大声で叫びだした。
「うぉぉぉぉ、実験は成功だぁ♪。君は僕の最高傑作だよぉ♪」
俺は突然のことに口を開けてポカーンとしていた。
すると少女が話し出した。
「生き返った感想はどう?私達のおかげであなたは生き返ったのよ」
「あ、そうだ、俺生き返ってる!。俺に何したんだ?普通死んだ人間を生き返らせることは出来ないはず、ましてや俺は心臓を刺された。心臓はないはず。どうやって俺を生き返らしたんだ?」
俺は疑問に思ったことを聞くと今度は男が話し出した。
「普通は出来ないけど僕には出来るんだよ、この天才の僕ならね。君の心臓はナイフによって刺され確実に使い物にならなくなった。でもIWで心臓を造りそれを心臓に移植したんだ。この実験は何人もの身体で何回も繰り返したが失敗していった。IWで造った心臓が相手を選ぶようにね。しかし君はその心臓と適合した。ここまで完璧に適合した人間はいないよ」
「IWって心臓まで造れるのか。武器だけだと思ってた」
「でも普通は適合しないんだよ。それは君の才能さぁ♪」
「まぁだいたいわかったけど、俺って人間なのか?」
「う~ん、半分人間で半分IWだからなぁ、どっちかな?多分……いやどっちだ?」
「ま、まぁいいや、俺を生き返らせて何をさせるんだ?」
「あら、察しがいいのね。あなたにはある仕事を手伝って欲しいの」
「ある仕事って?」
「簡単よ。ただ人を殺せばいい」
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