49人が本棚に入れています
本棚に追加
狂くんは今年19歳の大学1年生で交通の便を考えて実家から少し離れたアパートでひとり暮らしをしている。
俺からしたら狂くんの家は実家
よりも使い勝手のいい位置にある。
バイトが終わったら泊まってそのまま学校へ、なんてよくあることで、最近は実家に帰るほうが珍しい。
少ししてからコナンさんの作ってくれた遅い夕飯を食べる。
うん、相変わらずうまい。
「どう?」
「おいしいっす。ぱねぇっす」
「ふふっ。ありがとう」
可愛くておしゃれで性格よくて料理上手いなんて、完璧じゃないか…。
「狂くんにはもったいないよなぁ」
「なにがだよ」
べつにー。としらばっくれると
狂くんはムスッとした。
「そういえば光くん彼女いないの?」
「いないですよ?」
「こんなやつにできるわけないじゃん」
「…」
なにも言い返せない。
「って言ってる狂平も高校んとき最低だったじゃん。ホント根暗でねー」
「根暗って言うなよ根暗って!大人しいだけだろ」
「いや、あれは大人しい通り越してたよ」
なんで…なんでこの二人は付き合ってるんだろうか。
ミステリー…。
最初のコメントを投稿しよう!