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夕飯を食べ終えて俺は流しに食器を持っていて、そのまま洗う。 すぐ後ろでは仲良くしてる二人がいて、やっぱ場違いだななんて思ったり、羨ましかったり。 ていうか早く独り暮らししたい。 「やっぱ俺帰るね」 濡れた手を払いながらカバンを持つ。 コナンさんは残念な顔してくれたけど、狂くんは止めもしなかった。 どうやら弟にも嫉妬してるみたいで。 親に心配かけるなっていうお兄さんの立場からの思いもあるんだろうけど、たぶん。 カンカンッと階段を降りて自分の自転車を出す。 月も出てない暗い夜道、10分も漕げば家に着くからそんな怖くはないけど、なんだか寂しくなる。 「車の免許もほしーよなー…」 ボソッと呟く。 とにかく、今は兄が羨ましい。 独り暮らし、車乗れる、できる彼女持ち。 これをリア充と呼ばずになんと言うのか。 たった2歳違うだけで、大学生と高校生の差ってこんなにでかいのか。 「くっそ、マジリア充敵視…」 でもコナンさん俺のこと可愛がってくれてるから、それは良しとしよう。 あっという間に家に着きさっさと風呂を済ませ、時計を見たときには既に日付が変わっていた。 まぁ明日は休みだからいいか、なんて思ったのも一瞬で、また夕方からバイトがあるのを思い出してため息が出る。 もういいや、寝よう。 考えるのも面倒くさい。 今日はもう寝よう。 寝て起きて、また明日考えよう。
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