雨降って…。

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ハンカチで涙を拭っていると、不意に男の子が、うーんと唸ってから言った。 「ねぇ、俺の家すぐそこだからさ、寄って行ってよ」 言いつつ指を指した方には一軒家がポツリとあった。 和風でどこかの小さ目な旅館に見えなくもないような造り。
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