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金山高校漫研のメンバーは私と幼なじみの真理、斉原部長と日丹先輩、後輩の錦ちゃんの5人だ。
部長は部長会議、日丹先輩はいつものサボり、錦ちゃんは風邪でお休みのため部室では私と真理の2人きりで漫画を描いていた。
「ねぇ、愛」
真理が何気なく私に話し掛けてきた。
「ん?」
「昨日のジオライナー観た?」
「観た観た。翔と友矢イチャついてたよね」
「あ、やっぱりそう見えるよね。結婚すればいいのにあの2人」
「翔友いいよねー。ふだんへたれでいて、実際結構外道だから攻めなのよね」
「あら、友翔よ。ツンデレ攻めなんだから」
「だんぜん翔友派よ。 ……でも真理が友翔っていうなら友翔もいいかも」
「私も愛が翔友を推すんなら次は翔友でやってみようかな。斬新そうだし」
「ねぇ、今度のジオラのオンリーイベントで合同誌出さない? 私が友翔やるから真理が」
「ええ。翔友やるわ。部活が終ったら何処かで打ち合わせしない?」
「じゃあ私の家来ない? 今日親は旅行に行ってて家に私だけなの。だから泊まっていって。夜、1人じゃ寂しいの」
「私でいいの?」
「違うよ。真理じゃないと駄目なの」
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