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「ふはっ、良い匂いっ」 ダイニングに行けば、味噌汁の良い匂いが食欲を呼ぶもので 椅子に直行して座ると、ご飯と味噌汁、サラダに加えて大ちゃんが目玉焼きと鮭の乗ったお皿を目の前に並べてくれた。 ありがとうと告げて、同じように大ちゃんのご飯が揃うのを待った。 「いただきます」 二人揃って、食べ始める。 それは生活を共にする上での暗黙の了解みたいなものなんだけど、大ちゃんのご飯が食べれるってだけで大満足です。 あ、そう言えば 「大ちゃん大ちゃん聞いて、すごい良い夢見たんだよ」 「良い夢?」 「いや、よく分かんないけどなんか興奮したっていうか」 「─ブフッッ…、はあっ!?…ケホ…」 「わわっ汚い、ティッシュティッシュ」 「…………」 「え、そんなに見つめられたら照れる」 「…はぁ…見つめてねぇよ。で、続きは?」 うはぁ。ため息色っぽい。イケメンは何やってもイケメン。 ……イケメン爆破ぁぁっ あ、やっぱダメ。爆破なんて勿体ない! 可愛い男の子と一緒に絡んでくれないと勿体ないじゃん。もったい無さすぎる!大ちゃんとかイケメンスポーツマンかと思いきや、料理上手の世話焼きと来た。 見た目は攻めだろうけど、俺様とかに攻められても美味し 「いいったっ…グーはダメだって…」 「要らんこと考えてただろ」 「べ、べつに考えてなんかな…」 「嘘ついたらもう一発。」 「いこともないです。大介様はカッコいいなって……っい゛!?え、なんで?嘘ついてないのにっ」 「…うるせぇ、もう章那は黙って食べろ」 話は終わりとでも言うように黙々とご飯を済ませていく大ちゃん。 ちぇー。 嘘はついてないのに。頭いたいー。これ以上殴られたら頭凹むって絶対。
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