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そうこうしているうちに時間は来て、荷物をもって大ちゃんと一緒に登校した。
「大介ちゃんは今日午後練?」
「あぁ。遅くなるから飯は食堂で済ませてくれればいい。嫌だったら昼にでも戻って用意しとくけど?」
「いやいや、食堂でいいよ。バスケ頑張ってね」
大ちゃんは大介であって大介ちゃんなんです。
学校で大ちゃんって呼んだら嫌がるから大介なんだけど、名前呼びって呼ぶ方が恥ずかしかったりするんです。
頑張ってはいるけど、大介ちゃん。
それを本人も分かってくれているから
大介ちゃん呼びはギリギリOKしてくれたんだよね。
てか大ちゃんはだめで大介ちゃんOKってどうなの。
って思うこともあるけど、言いません。
あー、今切実に萌が欲しい。
何処かでイチャイチャイベント起きてないかな。
キョロキョロ周りを見ながら歩けば、ゴンってゲンコツ落とされて舌咬んで半泣きで強制終了。
大介ちゃんのバカ。
「バカはお前だろ。」
「勝手に心読まないでよ、えっち。」
「えっちとか口にすんな。」
「大介ちゃんのえっち。スケベ。変態。むっつりひゃぁっ」
「─あきなちゃんおはよ。今日もええ匂いやなあ。食べたなるわ。」
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