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教室に入った瞬間後ろから伸びてきた腕が、肩とお腹をガッツリホールド。 ついでに耳に息吹き掛けるもんだから、変な声出た。はずかしっ!きもっ! ……大介ちゃんそんな目で見ないで。本人が一番わかってるからさ。 「あおちゃんおはよう。今日もバッチリ変態だね。」 「そりゃ愛しの章那ちゃんが目の前に、いや腕ん中おるんやもん興奮しんでどうするん?」 「おい、エセ関西さっさと離れろ吐き気がする」 「……なんなん?ムッツリに言われたないな。部屋が一緒ってだけで章那と毎朝登校したりして…自分が一番章那にエロいこと考えとるんちゃう?」 いやいや、あおちゃん。 僕にそんなことするのは あおちゃんだけですよ。 願わくは、僕以外の子に抱きついてくれたら鼻血ものなのに。むしろもっとやれ! 「だいたい自分かて、嫉妬丸出しの視線送って見られたら余計離したくなくなるわ。な、章那ちゃん」 だ、大ちゃんが嫉妬!? もしかしてもしかして大ちゃん、あおちゃん好きだったの? あおちゃんもそれ知ってるからワザと僕に…… S関西×イケスポマン? イケスポマン×誘い受け関西? なにこれ萌えるっ ちらっと大ちゃん見れば、険悪感たっぷりの視線があおちゃんに向けられてて ひやっと背中に汗が流れた。    
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