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「私・・・半妖になっちゃったんだ。」
帰ってすぐ家に戻り事の経緯を両親に話した。それまでの道ですれ違った人の目が痛かった
その日の夕方、博霊神社には二つの影があった。
「・・・そう、良かったわね。大丈夫だったみたいで。」
「はい。両親が元々妖怪に対して敵対心が無かったのと慧音先生の後ろ楯もあって。」
「ああ、慧音がいれば安心だわ。本当に良かったわね。」
「それで・・・霊夢さん、一つお願いがあるんですけど・・・」
「何?出来ることなら何でも言って。」
「私を、強くしてください。この体を使って守りたいんです。もう誰も私みたいなことにならないように。」
私は今の思いを正直に言った。私を苦しめるこの力はきっとそのためにあるのだと。だからこそそれを最大限に利用したいと
霊夢さんははじめは驚いたような顔をしたが、だんだんと真剣名な顔で私の話を聞いていった
「・・・なるほど、あんたの気持ちはよくわかったわ。鍛えてあげる。でももしあんたが一度でもその力で人を傷つけたなら私は容赦なくあんたを潰すわ。」
「はい・・・。」
これからはきっと辛くなるとおもう、でも頑張っていきたい。この力と向き合うと決めたあの日から
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