第三章

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そんなこんなで佑介が最終兵器を出すって言って一週間がたった。 放課後…いつものように佑介がやってきた…誰かを連れて…。 佑「笑美~お願いだからソフトテニス部に入ってよー!!」 笑「い・や」 こんなやりとりが続いていると…佑介と一緒にきた奴が私の気に触ることを言った。 奴「お前…本当は弱いんだろ?だから入りたくないんだろ?」 …カチーン… 笑「は?ふざけんじゃないわよ。」 私は怒りながら言った。 奴「じゃあ、俺と勝負しようぜ?」 笑「はぁ。男と女の力に差があることくらい分かるでしょ?」 奴「お前、県優勝してんだろ?俺は、県にも出てねぇ位弱いんだから大丈夫だろ?それとも、あんた弱いから無理か(笑)」 私の負けず嫌いの性格が出てしまった。 笑「やってやろうじゃないのッ。そのかわり、私が勝ったらもう構わないで(怒)」 私がそう言うと佑介はニヤリと笑った。 私はこの笑いに意味があるのも気付かず、佑介の罠にかかったとも知らずに奴を睨んでた。 佑「じゃあ、早速テニスコートに移動しよ~ぜ。」 笑「ちょっと待って。ダブルスしか出来ないから。」 佑「じゃあ、県優勝のペアの子連れて来いよ。」 笑「分かった。」 私はケータイを取り、ペアだった麻生優(アソウ ユウ)に電話をした。 …プルルルル― …プルルルル― 優「もしもし?」 笑「優…ちょっと付き合ってくんない?テニスラケット持って弥珠丘学園に来て?」 優「事情は知らないけど今行く」 ガチャッ… ツー――… ツー――… 笑「今来るって…」
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