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✨第一章~✨
ピピッ ピピッ
携帯のアラームが鳴る。
眠気もさめない俺の右腕が、携帯のアラームをなかなか消せずに、ジタバタしている。
ピッ。。。
やっと消せた。。。
昨日の飲み会が終わって、あれから秋吉の車に乗って。。。
あぁ、家に帰って来たんだった。
仰向けになって、ベッドの上で大の字になりながら、右手の甲を額に乗せ、白い天井を見つめる俺。
今日はバイト休みだ。。。
何しよう。。。
彼女は、当の昔に仕事に出かけている。
とにかく暇だ。
ちょっと起きてきた俺は携帯をカチカチといじる。
あっ、昨日電話番号聞いたりえこちゃんにかけてみよう。
ピッ。。。プルル。。プルル。。
'留守番電話に繋ぎます。'
感高い、だけど聞きなれたお姉さんが、俺に言ってきた。
もっかいかけてみよう。
ピッ。プルル。プルル。
'留守番電話に繋ぎます。'
またか。
なんだか俺は、暇なせいか、意固地になってかけた。
後で、発信履歴を見ると、何と、計8回も掛けてしまっていた。
俺はストーカーか?(笑)
結局彼女が電話に出る事はなかった。
まぢで暇や(*_*)
そうこうしてうる内に、いつの間にか二度寝してしまって
時計の針が夜中の12時を指す。
プルル。。。プルル。。。
俺の携帯が鳴った。。。
携帯の呼び出し音に、ビックリして飛び起きた俺。
'誰だょ~'
またも右腕をジタバタさせながら携帯を暗闇の中から探す。
しかし、途中で、携帯の呼び出し音はピタッと止まってしまった。
'はぁ~もぅ。'
見えない何かに苛立った。
着信を見ると、りえこちゃんからだった。
苛立ちとは裏腹に、すぐさま機嫌が直り、ちょっと嬉しくなっていた。俺ってげんきんだな(笑)
すぐさまかけ直す。
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