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「今のは痛かったな…。やるな龍輔。だがもう遊んでもいられん。俺はもう寝たい。
魔パンチ。 」
閻魔が謎の言葉を言って右腕を頭上に伸ばした。
気がつけば龍輔の体は、またも冷蔵庫に張り付いていた。
龍輔の頬にえぐられた様な跡があった。
「換えのアバラ骨はリビングに用意してある。患部にかざせばフルオートで入れ替わる。じゃあなっ。」
閻魔は老人宅から悠然と去っていった。
「チ…キ…ショ…ウ…。」
龍輔には前々から決意があった。
親父を越えること。
それがまたも達成しえなかった。
龍輔は強く拳を握りしめ、痛みに耐えていた。
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