序:禍ツ国

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「若いの、そこの刀をおくれ」 伐叉羅が道で露店を開き武器を販売していると、痩せこけた老人が刀を欲した。 「使えんのかい、アンタ」 伐叉羅が愛想無く答えると、老人は言った。 「使えるか使えないかは問題では無い、必要なのだ」 伐叉羅は一振りの刀を渡した。 「ほらよ、爺さん」
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