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アリス
「言われた通りあの山に向かって歩いてるけど、お城なんて見えないじゃない!あのバカ猫!」
小人A
「こんにちは!お嬢さん。僕たちとお茶しないかい?」
小人B
「こんなにかわいいお嬢さんとならたのしいぞぉ!」
アリス
「えっ、なに!?小さくてオッサン顔なんてキモい!なによあなたたち」
小人A
「おっと、みかけによらず随分と強気なおじょうさんだ」
小人B
「僕はこのぐらい気が強い子の方が好きだけどね!」
小人A
「自己紹介が遅れたね。僕たちは小人の兄弟さ!」
小人B
「僕たちと一緒に楽しくお茶しようよ!」
アリス
「冗談じゃないわ!気持ち悪い。あたしは今すぐウサギを捕まえて帰りたいの!あなたたちにかまってる暇なんて飴の一粒もないんだからね!」
小人A
「まぁまぁ、時には休むことも必要さ。ささ、お茶を……」
アリス
「しつこいわね!あなたたちと喋っている時間はないって言ってるでしょ!?」
小人B
「じゃ、じゃあせめてメルアドだけでも!」
アリス
「知らないわ!さよなら!」
小人A
「……いっちゃったね」
小人B
「……振られちゃったね」
小人A
「なぁ、メルアドってなんだい?」
小人B
「………さぁ」
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