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未輝(ミキ)へ
お母さんの体が弱くてあなたを守ってあげられなくてごめんなさい
あなたがいじめられているときも、病気になって苦しんでいる時も、私は何もあなたにしてあげられなかった。
いつもあなたを救ってたのは私じゃなくて、瞳輝(トウキ)だったね。
頼りないお母さんでごめんなさい。
けど、私はお父さんと結婚してあなたを産んだことは後悔してないよ。
未輝には苦労をかけさせちゃったけれど、でも周りの人は恨まないでね。
あの法律が出来る前は、外国人ということで差別したりする人はいなかった。
少なくともここまでする人はね。
口には出せないけど今でも反対を思ってる人はたくさんいる。
私の人生はここで終わってしまうけど未輝が生きているうちに昔の日本に戻る日が来ることを祈っています。
お母さんより
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