だいちゃんとふうせん

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やって来たのは、拓也(たくや)君とお姉さんの美佳(みか)ちゃんでした。 拓也君は4年生で、お姉さんの美佳ちゃんは6年生です。 2人はだいちゃんの部屋に来ると、まずベッドの上のふうせんが目に入ったようです。 「わぁ~、ふうせんがいっぱい‼」 美佳ちゃんは歓声をあげました。 「ねえ、ゲームじゃなくて…今日はふうせんで遊ぼうよ」 拓也君が言いました。 「うん、いいけど…。」 だいちゃんが言ったところへ 《ピンポーン》 またチャイムがなりました。拓也君が窓から門の方を見て言いました。 「あ~、優太(ゆうた)君と翔(しょう)君だ」 優太君はだいちゃんと同じ3年生で、翔君は優太君の弟で1年生です。 優太君も翔君もふうせんで遊びたいと言うので、それぞれ好きなふうせんを選んで空き地に行きました。
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