だいちゃんとふうせん

5/10
261人が本棚に入れています
本棚に追加
/1054ページ
フワフワポーン フワフワポーン 子供達は、歓声をあげながら、ふうせんを飛ばして遊んでいます。 そこへ要(かなめ)君と夏海(なつみ)ちゃん通りかかりました。 「なんだ。こんな所にいたの? 探しちゃったわ。」 夏海ちゃんが不機嫌そうに言いました。 「ごめんね。今日は来ないのかな…って思ったんだもん。」 だいちゃんは謝りました。 「気にしなくていいよ。来るって約束してたわけじゃなかったし…それより、僕の分もふうせんある?」 要君が言いました。 「うん、おわびに僕…家まで取りに行ってくる。」 だいちゃんがふうせんを持ってきたので、要君と夏海ちゃんもふうせんで遊びました。 ふうせん達も嬉しそうに踊っています。子供達は汗びっしょりになって遊びました。 「ねえ、疲れたから休憩しない?」 優太君が言いました。 「そうね。休憩しましょ」 美佳ちゃんが言うと、皆は草の上に座りました。
/1054ページ

最初のコメントを投稿しよう!