1.風紀委員は大変です。

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  「晴-。」 「ん-?」 「帰ってい-ぞ。」 「…え-。蓮斗は-?」 「俺は遅刻者を待つから 教室に行けないんだよ」 「…俺も残ろうか?」 「晴は帰れ。」 「何で-?」 「早 く 帰 れ 。」 俺がそう言うと 晴は文句を言いながら 教室に帰っていった。 晴の姿が 見えなくなると 寮の方から声がした。 「蓮斗-!!!」 俺の元に走ってきたのは 遅刻の龍樹だった。 龍樹が俺の元に来て 俺の口から出た言葉は、 「笹川龍樹。 風紀委員のくせに 遅刻ですよ。」 「…おはようて言えよ。」 「遅刻をしたくせに 人に挨拶を要求するか? 普通はしねぇだろ。」 「てへっ!」 死ねばいいのに。 俺は龍樹を睨みながら 寮と学園の境目の門を 閉めた。 「…龍樹。行くよ。」 「蓮斗たんマジ天使!!」 「死ねばいいのに。」 俺は教室へと向かった。  
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