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「何色々スルーして茶ぁ飲んでんの!?「五月蠅い」
キルのツッコミを紅輝は一刀両断する。
紅輝がお茶を冷蔵庫に戻している間、キルは「何だよ~」とふてくされ、ソファーのクッションを胸に抱き、ゴロゴロと転がっていた。
それを見て紅輝は一つ息を吐き、冷蔵庫から250ミリリットルのペットボトルを出し、キルの頭の上に置く。
「何?」
キルは置かれたそれを手にし、目を丸くした。
紅輝は素っ気なくこう答える。
「ココア。お前前に好きだって言ってただろ
俺はあんまり好きじゃない。やる」
「紅輝……
愛してるよー!!」
抱きつこうと駆け寄ってきたキルを紅輝はアッサリと避ける。
「俺の愛を受け止めてよ……」
「誰が受け止めるかそんなウザイもん」
キルは「酷い……」と顔を覆いシクシクシクと泣くふりをした。
そんな時、カチャリと脱衣所のドアが開いた。
「どうだ?」
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