Episode・2 謎

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「何色々スルーして茶ぁ飲んでんの!?「五月蠅い」 キルのツッコミを紅輝は一刀両断する。 紅輝がお茶を冷蔵庫に戻している間、キルは「何だよ~」とふてくされ、ソファーのクッションを胸に抱き、ゴロゴロと転がっていた。 それを見て紅輝は一つ息を吐き、冷蔵庫から250ミリリットルのペットボトルを出し、キルの頭の上に置く。 「何?」 キルは置かれたそれを手にし、目を丸くした。 紅輝は素っ気なくこう答える。 「ココア。お前前に好きだって言ってただろ 俺はあんまり好きじゃない。やる」 「紅輝…… 愛してるよー!!」 抱きつこうと駆け寄ってきたキルを紅輝はアッサリと避ける。 「俺の愛を受け止めてよ……」 「誰が受け止めるかそんなウザイもん」 キルは「酷い……」と顔を覆いシクシクシクと泣くふりをした。 そんな時、カチャリと脱衣所のドアが開いた。 「どうだ?」
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