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「多分何も食べてないだろうから、最初は軽いスープなんかがいいんじゃないかな?
女の子で子供なんだから量とか考えてよ
それじゃ」
行こうとした飛鳥の腕を紅輝がガシッと掴む。
「紅輝?」
「……金は出す
こいつによさそうなもん作ってから行ってくれ」
予想外の言葉に飛鳥は小さく笑った。
こんない切羽つまった様子の紅輝など初めてみるかも知れない。
「いいよ
お得意様ってことでサービスしてあげるよ」
紅輝はホッと安堵の息を漏らした。
しかし、これから起こる波乱に、誰が予想出来ただろうか――。
Episode・2 謎 ―END―
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