Episode・1 少女

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「一つ仕事を終わらせた 場所は――」 場所と仕事内容を事細かに告げ、最後に依頼量を言う。 「五百万だ そこまで難しい仕事じゃないし上等だろ」 『うん! ひーちゃんは依頼料弾んでくれるから嬉しいんだ♪ それぐらいなら普通二百五十万ぐらいだもん』 「依頼成立だな 頼んだぞ」 『はいはーい じゃっまたねー』 電話を切り、サッサとその場を離れようとした時、ある物を見つけてしまった。 ゴミ箱の陰に隠れて座って眠っている少女の姿を。 しかもたっぷりと血を浴びてしまっている。 殺しのシーンは見られてはいないのだから殺す必要はないだろう。 だが、このまま家に帰す訳にもいかないと、その少女を抱き上げ、自宅のマンションに戻ることにした。 この少女との出会いで、彼の運命は大きく変わることとなることを、彼は知る由もなかった。 Episode・1 少女 ―END―
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