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部屋で未だ寝ている少女を横目で見たのち、依頼主に依頼完了のメールを送る。
その時ピンポーンとチャイムが鳴った。
「来たか……」
立ち上がり、玄関に向かった。
ドアを開けると、スーツの男と金髪のチャラ男が居た。
「……飛鳥(あすか)は入れ
そっちの金髪
テメーは呼んだ覚えはねぇ
帰れ」
「なっ!
酷いわこうチャン!
私という者がありながラ男か女か分からないような女とにゃんにゃんしたいな「今この場で殺してやろうか?」
クネクネと体をくねらせる男を鋭く睨みつける。
「ごめんなさい
久し振りだし入れてください」
ドアを閉めようとしている紅輝だが、相手の足がそれをさせない。
だが、紅輝は無理やり閉めようと力任せにドアを引く。
「いたたたた!
足折れる!
むしろ砕けるから!!」
「いっそ砕けろ」
砕くつもり満々の紅輝の肩が後ろからポンと叩かれる。
「まあまあ紅輝
キルのうざさは元々なんだ
もう仕方ないと諦めて入れて、大人しくしてやった方がご近所様にもいいんじゃないか?」
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