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スーツの男に言われ、紅輝は仕方なく金髪の男を部屋に上がらせた。
スーツの男の名前は飛鳥。
綺麗な男と言える容姿だが、実は女。
情報屋をやっており、紅輝とは仕事で知り合い、意気投合した。
表の仕事は性別を偽り、ホストをやっている。
必要があると思った時には即座にキャバ嬢にも成り変わる。
飛鳥は声も自在に変えられるため、男も女もどちらも見事なまでに演じられるのだ。
そして巧みな話術で情報を引き出す、という訳だ。
「で、金髪
テメーの用件は何だ?
用件済ませてとっとと失せろ」
金髪は正真正銘の男。
紅輝と同じ殺し屋で、表の名はキル=アンデット。
名前は自分でつけた。
金髪青目の外人の優男。
過去に自分の家族を自らの手で全員殺した経験を持つ。
その際殺しの快楽を覚え、殺し屋になった。
氷結の闇に憧れていたため、氷結の闇の後継者である紅輝を好いている。
コードネームは愉快なピエロ。
だが一部では狂喜の患者と呼ばれている。
「親友に会いに来た♪」
「人間違いだ
俺はテメーなんざとはダチにすらなった覚えはねえ」
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