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「ええ、そうね・・・ナタリア、合図したら引き上げて頂戴」
ティアは身体を縛ったロープの端をナタリアに渡した。
「分かりましたわ!」
ティアはすぐに女性に近付き、女の子を助け上げた。
「息はしてる・・・ナタリア、すぐに城に運びましょ!」
「はい!」
引き上げられたティアは救助した女の子を抱え、ナタリアと共にバチカル城に急いだ。一方、一からの再出発を始めたダアトにあるローレライ教団では・・・
「はうあ!止めなさい、フローリアン!」
ファブレ家の援助の元、何とか教団を立て直したアニスは導師イオンのレプリカ、フローリアンの行動に頭を悩ませていた。
「ねえ、アニス!綺麗なかけらを拾ったよ!何だろう?」
彼はアニスに見せた。
「とにかく、お部屋に戻るよ!」
「うん!」
数分後、イオンの部屋にたどり着き、アニスが・・・
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