4人が本棚に入れています
本棚に追加
「名前だけは分かるんだな?」
「うん・・・あ・・・何だか眠い・・・」
《トサッ・・・》
ソプラはルークの言葉に答えた後、再び眠ってしまった。
「出よう・・・本調子じゃないみたいだしさ・・・」
「そうね・・・」
三人は部屋を出て、ナタリアの父、インゴベルト陛下のいる謁見の間にやって来た。
「そうか、あの娘は目を覚ましたか・・・」
「はい!ですが、記憶喪失みたいでまた眠ってしまいました」
「お父様・・・わたくし・・・あの娘の側にいても良いでしょうか?」
ナタリアが聞いた。
「ああ・・・お前が保護をしたのだ・・・私も出来る限り助力しよう!」
「有難うございます!お父様!」
「失礼します!」
三人はバチカル城を後にした。
「ガイ達にも伝えた方が良いかな・・・?」
噴水付近でルークが立ち止まり、呟いた。
最初のコメントを投稿しよう!