ミートピザ

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「由月の仕事はピザのデリバリーだ。 照りつける日差し、むしむしとした空気、イチャイチャするカップルが暑苦しい季節だが、由月は今日もピザを運ぶ。 「ピンポーン」 「あーすいません、ありがとうございますぅ」 由月の店のお得意様の幸子はにこにことして、熱々のピザを。受け取った 「ミート&シーフードピザL.サイズ一枚、2500円になります」 「はぁい」 幸子はピザを受け取った。 「翼ぁ~ケイト~ピザきたわよー」 「やったぁ!!」 幸子の娘、息子はピザにむかって走りよってきた。 「開けよ開けよーケイトなぁ、シーフードがいい」 「翼はミートがいい」 「はいはい、両方入ってるからねぇ」 幸子ははしゃぐ二人を優しく宥めた。 「僕があけるー!!」 ケイトは勇んでピザのフタを開けた。 パカッ (ニ`・ω・) 不思議な形がマヨネーズで書かれている。 「ママぁー変な匂いがする」翼がピザをさして鼻をつまんだ。 「あらぁ~でもこれは最高級のオニク(ニ`・ω・)ちゃんよ。」 「ママぁー変なマークが書いてあるぅ」 「あらぁ~それはでもそれは特製オニク(ニ`・ω・)マークなんよ」 「うまいやろ?(ニ`・ω・)」 「ぎゃああーピザが喋ったぁ!!」 三人は悲鳴を上げて倒れた。 彼らが次のミートとなるのである。
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