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「じゃ、もう自己紹介をしてないのは君達だけなので自己紹介をお願いしますね。」
俺達がいろいろと言い争ったりしている最中に自己紹介が終わっていたらしくまだやっていないのは俺達二人だけ。
ということで俺達は教卓の前に立って自己紹介をすることになった。
「俺は市立西中学校出身の黒原彰!好きなものは可愛い女の子と二次元!趣味はエロゲだ!!みんな俺がかっこいいからって告白ばかりしないでくれよ!?みんな平等に愛せるかわかんないからな!」
教室に沈黙が走った。
あのバカ……次に俺がやるのにもの凄い最悪な空気になったじゃないか……。
しかもあいつしてやったり、みたいな顔しやがって。
「え、えー…じゃ、隣の君にやってもらおうかな~。」
はぁ、まぁいいか。
どうせ何言っても状況は変わんないんだし。
「俺は市立西中学校出身の園原凍麻。趣味は寝ること。特技は……まぁ運動かな。ま、仲良くしてくれや。(ニコッ」
キャァアアアアアアァァアアアアアアアアア!!!!!
突然の女子の奇声に驚く凍麻。
彰は別にいつも通りみたいな顔をしていて、先生は顔を真っ赤にしてクネクネしている。
男子たちは奇声に驚いてたこともあるがまぁなんとなくわかっているようだ。
そしてその中で唯一不機嫌そうにしているのが
彼、園原凍麻の幼馴染である『前崎 楓』であった―――――
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