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「じゃ、じゃあ二人の自己紹介も終わったことで二人にも私のことを教えておきますね。私の名前は木乃原 鈴奈(キノハラ スズナ)です。今年でこの学校に勤めて二年目になります。」
へぇ~、二年目でこの見た目ってことはやっぱり若いってことか。
まぁめっちゃ綺麗だから普通だと思うけど。
「先生アドレス教えてください!「無理です。」……。」
いや、彰は馬鹿か?
あ、馬鹿か。
自己紹介であんなこと言ってしまったのに警戒をしない女性がいないわけないじゃないか。
それよりこのまま教卓の前に立っているのは気まずくなってきた。
木乃原先生に助けを求める視線を送ると気づいてくれたらしく
「凍麻くんは窓際の一番後ろから二番目の席で、ゴミは視界に入れたくないので窓際の一番前に座ってください。」
やべ、この先生意外と毒舌だなwww
予想外だったらしく彰もいつも以上に涙目になってるしww
しかも周りの女子からのブーイングが半端ないから泣いちゃったよwww
「彰……どんまい!」
「ぉぅ……。」
フラフラと立ち上がった彰は空いている席へと向かったため俺も自分の席に向かう。
そして気付いた―――
俺の隣には……かなりの不機嫌オーラを放っている楓がいたことに。
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