【第一組・拠点O】

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その瞬間、屋上は黒い霧に覆われる。 霧により、ここから見える景色が遮断された。 遠くが見えない。 「えっ……!?」 「な、なんっすか、これ!?」 「わ、分かりません! でも何か出て来そうな気がするんですが」 「確かにな。舞、念のため武器を装備しとけ!」 「分かりました!」 杉浦さんに言われ、私はとっさにもう一方の激レア武器を装備。 「さあ、僕の後ろへ……!」 朝霧さんが私の前に出てきた。 遅れて杉浦さんも前に出てくる。 「舞、太一、鈴木。テメエ等は後ろで援護しろ。敵が出てきたら俺達が戦う」 「はい」 「了解っす」 「分かりました」 場は一気に緊迫した。 そして黒い霧の中から姿を現したのは――
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