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その瞬間、屋上は黒い霧に覆われる。
霧により、ここから見える景色が遮断された。
遠くが見えない。
「えっ……!?」
「な、なんっすか、これ!?」
「わ、分かりません! でも何か出て来そうな気がするんですが」
「確かにな。舞、念のため武器を装備しとけ!」
「分かりました!」
杉浦さんに言われ、私はとっさにもう一方の激レア武器を装備。
「さあ、僕の後ろへ……!」
朝霧さんが私の前に出てきた。
遅れて杉浦さんも前に出てくる。
「舞、太一、鈴木。テメエ等は後ろで援護しろ。敵が出てきたら俺達が戦う」
「はい」
「了解っす」
「分かりました」
場は一気に緊迫した。
そして黒い霧の中から姿を現したのは――
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