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私達が驚きの眼差しを彼女に向ける。
それに尚美さんが気づいた。
「――あ、今のここに全て書いてあるの。ほら、見て?」
私は水晶玉に近寄る。
確かに彼女の言う通り、説明書きが表示されていた。
その下に、
【プレイヤーに通信メールで封印を解いたことを知らせますか? YES/NO】
と表示されていた。
もちろん知らせておくべきだと思い、私はYESの項目に触れる。
「ねえ、舞ちゃん。ペンタグラムは発動したよね? これからどうする?」
「……フィールド上の水晶玉がどうなっているのかを見に行ってみますか?」
私の意見に反対する人はいなかった。
実は私には水晶玉の表示を見てから、一つだけ気にかかることができていた。
それを確かめに行きたいんだ……。
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