序章

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あの時、僕はなぜ見に行ってしまったんだろう?と常々考えさせられる・・・・こいつを見ると・・・・ そこには僕のベッドで寝ている銀髪の美女がいた。 普通は美女が自分のベッドで寝息をたてて寝ているなんて他人に言ったら「それなんてエロゲー?」みたいなことを言われるだろう。しかし僕には、そんな友達はいない。そんな友達はいない・・・・ちょっと違うな。まず僕には友達と言える人物が少ない。いやむしろいないと言っても過言ではない。 そして寝息をたてて寝ている銀髪の美女は「ご主人・・・」などと寝言を言っている。別にメイドとかそういう罰ゲームとかではない。家は普通にアパートである。家族は姉と妹がいる。しかし一緒に住んではいない。姉達は両親の家で暮らしている。ちなみに両親は交通事故ですでにこの世を去った。 あっ!と忘れてた。この美女は僕の彼女では無い。ていうか誰の彼女でもない。人間でもない。 そう彼女は 「血、吸わせろ~」 吸血鬼である。 そして今から語るのは僕がなぜ吸血鬼、本名ジュリアーノ・ノエル・アリスエイドに出会ったかを語るとしよう。
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