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「のう?ご主人。萌えとはいったい何なのだ?」
「うーん、何なんだろうな?」
「ふーん、ご主人も知らんのか」
そう言って家への帰り道、突然アリスエイドが止まった。
「どうした?アリスエイド」
「ご主人、あれは一体何なんだ?」
アリスエイドが指差す方を見るとあったのはケーキ
「あれはケーキって言って一言で言うと甘い物だよ」
「ほう・・・・」
そう言ってアリスエイドはケーキをずっと見ている。
「欲しいのか?」
「い、いや、そんなことは無い。ただちょっとうまそうだな~と思っただけで欲しいなどとは思っとらん!」
「そう?じゃあ僕は買ってくるけど?」
「なぬ!?ご、ご主人は買うのか?」
「そうだけど・・・だって僕、甘いの好きだし」
僕がそう言って店の中に入ろうとしたらアリスエイドが「我も入る」と言ったので僕はクスリと笑い中に入った。
アリスエイドは店内にあるケーキに驚き、呆然としていた。
「ほら、欲しい物があるなら買えよ」
「何!?いいのか?」
「ああ、食べたいんだろ?」
「べ、別に食べたいなどとは思っとらんと言っただろう!ご主人がそんなに勧めるならしょうがない食べてやろう」
「はいはい、それで何にするんだ?」
「ん?そうだな・・・コレにしよう」
選んだのはイチゴが乗ったショートケーキ
「他は、いいのか?あと一個ぐらいならいいけど」
「本当か!?ご主人、大好きだ!」
アリスエイドが抱きついてきた。
「ば、バカ!声がデカい!!」
しかも当たってるんだよ。胸が
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