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「おう、おかえり」
「ただいまー」
俺の名前はショウキチ。
幼馴染みの同級生、ダイゴロウの家に勝手に入って今日もまったりと過ごしていた。
後から帰ってきたダイゴロウは、友達から借りてきたらしいAVをちゃっちゃとセットすれば、ベッドに寝そべる俺を抱き枕にしたままビデオ干渉を始めた。
これはもう、慣れっこだったりする。
AVの内容はツンデレっぽい少女をレイプするというものだった。
なんかマニアックだ。
ストーリーが流れて本番に差し掛かる。AV女優の朝倉まみちゃんは苦痛に顔を歪め必死に抵抗する。
だけど数人の男に押さえつけられてたんじゃ敵いっこない。
まみちゃんの抵抗は虚しく、いきり勃った男優のモノは中の奥深いところまで一気に貫いた。
『あああああーーっは!』
矯声が上がる。熱を帯びた甲高い声が空気を震わせるほどに響き、俺の心臓にまで熱を灯した。
俺も男だし興奮するのは当たり前で、でもその事をダイゴロウに知られるのは絶対に嫌だ。
だからこういうときはいつも、目を閉じて耳を塞いで何も見えないように何も聞こえないようにする。
だけどそうしたら後ろに当たる熱が妙に厭らしく感じられて、余計に体がふわってなる。
それでも抵抗せずにはいられない。まみちゃんもこんなもどかしい気持ちなんだろうか。
そんなこと思っていたら、ふとゴツっとした大きな手が俺の股間の前に回りそろっと触れた。
「なに、勃ってるじゃん」
「…………」
「弄る?」
「弄らねぇよ」
「なんで」
「うるせぇ。ほっとけ」
「ふーん」
「………」
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