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その後二人は夜が更けるまで、世間話をしていた。
星が瞬いていた時間は終わり、空が明るくなってきたときようやく二人は現実に戻った。
「翠煉は何歳なんだ?」
そろそろ戻ろと立ち上がった時、ふと疑問に思ったことを尋ねた。
「15ですよ。まぁ、近々16になりますけど」
「にしては、政に詳しいな」
その呟きに漠然とした答えを返して翠煉も立ち上がる。
「それではまた」
そのまま後ろに倒れ、木から落ちた。
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