第1章

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他の皇子達も、両陣営に分かれる形で参戦していた。だが例外とは何処にでもあるもので、それはこのことに関しても同じであった。 碧 龍秀-ヘキ リュウシュウ-。彼は、10人いるうちの9番目の皇子である。だが彼は、この争いに見向きもせず、中立の立場をとったただ一人の人物だった。 争いは、両陣営が頭を失い散り散りになり、相打ちということで幕を閉じる。 残った皇子達は、国民の暴動や他国の介入により命を落としていた。 唯一例外的に中立の立場をとっていた碧 龍秀が、自動的に継承権を得ることになった。そして近年、彼は皇帝としてたった。
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