第3章

22/34
前へ
/129ページ
次へ
「・・・・・・えぇ。貴女も奴隷には気をつけるのね。それとも貴女のことだから、すでにお友達にしているかも知れないわね。平民と奴隷のお友達ごっこなんて、けっこう面白いわよ」 それを最後に翠煉の前を通り過ぎて行った。 「・・・・・・気をつけますよ」 小さく応えて、去り行く彼女を見送る。 振り返り自室に向かう彼女の瞳に、怒りの炎が揺らめいていた。 それから数日、翠煉へのイジメは更にエスカレートしていた。
/129ページ

最初のコメントを投稿しよう!

69人が本棚に入れています
本棚に追加