第3章

25/34
前へ
/129ページ
次へ
翠煉はにっこりと笑って、朝食を食べることに意識を戻す。だが、その頭の中では、計略を張り巡らすことに集中していた。 朝食の時間が過ぎると、歴史や礼儀作法、楽器等の授業。その他に自習の時間もあるが、基本的には授業に先生が来て教えて貰っている。自習の時間には友達どうしで教えあったりしている。 翠煉はその授業の中でも大変優秀な成績を修め、既に習う所は全て覚えていたのでその時間、まるまる策を考えることに使った。 時々先生がいつものように翠煉に質問をすることもあったが、そこは何とか切り抜けた。
/129ページ

最初のコメントを投稿しよう!

69人が本棚に入れています
本棚に追加