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未来達は街中の路上を歩きながらカラオケへむかっていた。
未来の町にはカラオケが無いので街中まで出て来なくては行けない。
街中は未来達が住んでいる町より一段と人が多い。
冬の路上なのに暑さを感じるほどだ。
「そういえばツンツン、お前は確か推薦で学校合格したんだよな?」
「あぁ、そうだけど」
「よく受かったな…。お前の実績で」
実は自慢ではないが自分が通う学校は、偏差値がとても高い。
ツンツンは学籍はそこそこだったが、その偏差値には到底適わない。
だけどツンツンは、そこの学校は唯一女子の制服がミニスカートだったから入ろうと思い推薦したのだが…
まさかホントに受かるとは思っていなかった。
「当然だろ、俺の信念は一点の曇りがないからな。それが通じたんだろ。俺たちみたいにな!」
「決して僕はお前と通じる点は皆無と信じよう」
「チェッ、連れねぇな」
こいつ舌打ちをしているがマジで僕と同類にしてるのか?
「ついでにどんな事聞かれたんだ?」
「ん?まぁ先ずは志望理由聞かれたぜ」
「死亡理由?痴漢だろ?」
「痴漢で死ぬことあんのか?」
「お前はありそうだな…。冗談は置いといてなんて返したんだ?」
「え?もちろん『女子の服装がミニスカートだったからいつでもどこでもパンツが見れるからです!』って答えたが?」
ん?ちょっとまてまて…
幻聴かな?
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