31人が本棚に入れています
本棚に追加
*
そんなわけでカラオケBOXにいます。
飲み物もちゃんと母乳ではなくメロンソーダ四人分です。
約一名は「メロンソーダなんかいらんわ!!」とかほざいてるバカもいますが、ほっといています。
「さてと誰から歌う?」
「俺からでいいか?」
ツンツンはリモコンを掴み、タッチスクリーンで曲を選択する。
この頃の選曲リモコンはタッチパネルになっているのか…
番号式と思っていた未来は少し驚く。
ツンツンは選曲したのかリモコンを机の上に置き、マイクを取った。
目の前のモニターには「パイプライン」と写り出される。
この頃流行りのアニメのopだったはずだな…
Op…パイプライン…
Opパイプライン…
大体わかりますよね…
ツンツンの歌う歌なんてこんなものです。
ツンツンは熱唱し終わり真っ白に燃え尽きる。
カラオケ一曲目で燃え尽きるやつ初めて見た。
「採点は何点だった?」
弱々しくツンツンがモニターをみる。
「あっ、ツンツンごめん。採点忘れてた」
画面には採点が現れることはなく、次の曲へ進む。
「頑張った意味ねー!!」
「うるさい」
麒麟は右手でピースを作り、そのままツンツンの眼球に突っ込む。
生々しいグニャリという音が聞こえた。
最初のコメントを投稿しよう!